幼児クラス~子どもの遊び その22014/12/09

夏頃までは、エネルギッシュに、ダイナミックに遊んでいた子供たちですが、
最近では、だんだん遊びが細やかになってきています。

秋から冬にかけ、子ども達の内面(心)がよく育っていき、
それとともに遊びも、具体的になったり、集中して長い時間続けたり、
お友達と相談しながら、作り上げて行けるようになります。

女の子達も、線路や積み木が大好き。
場所を上手に分け合いながら、自分の電車を走らせます。
積み木をたくさん使って、森のようにしたり、高く積み上げたり、
年齢なりに、遊び方を工夫しています。


2歳児さんは、初めはおもちゃの取り合いが多かったのですが、
「かしてー」「いいよー」「あとでー」と、やりとりがだんだんできるようになり、
話して、少しずつわかりあえるようになりました。

自分の気持ちを伝えるのに言葉の獲得は、とても重要ですね。
でも、それ以前に大切なのは、相手の気持ちを分かろうとする気持ちです。
言葉は出なくても、相手の言葉に耳を傾けようとすることができれば、
コミュニケーションはスムーズです。
そういう気持ちを育てるには、
周りの大人が丁寧にゆっくり、きちんと話しかけ、関わっていくのが大切ですね。


おうちごっこも、定番の遊びですが、
おうちの作りが、毎回変わるのが面白いです。
自分たちが使いやすいように、変化(進化?)していくようです。
最近は、ベッドをつくり、キッチンを仕切って、
壁まできちんと作るのが、ブームです。

役を決めるとき人気なのは、「おねえさん」であることが多いですが、
「ねこ」や「いぬ」も大人気。
手に紐をつないでもらって、「お散歩」に行くのが子ども達は大好きです。
お世話され、甘えられることが嬉しいんですね~。


あるときは、人形劇ごっこが始まりました。
「せんせいも、みにきてー」と年長さんと年中さん。
小さい子達をお客さんに呼んで、想像のお話を聞かせてくれました。


ファンタジー溢れる子供たちの世界ですが、
いつもいつもうまくいくとは限りません。
使いたいおもちゃが、空いていなかったり、お友達が乗り気じゃなかったり。
くやしい気持ちや悲しい気持ちになることも、よくあります。
でも、こういった気持ちも経験してこそ、
楽しくするにはどうするか?
気持ちを切り替えて次のことに目を向ける、といった
前向きな気持ちを育てるチャンスだと思います。


幼児クラス~毛糸を使って2014/12/17

12月の幼児クラスの水曜の手仕事では、
毛糸を使って、飾りを作りました。

毛糸は色々なことができますね。
編めば、紐にも平面にも立体にもなるし、
色も美しく、特にウール100%の毛糸は暖かで手に優しいです。
最近の子ども達は、純毛の毛糸に触れる機会は少ないのではないでしょうか・・・。

さて、
未満児さんは、小枝にきっちり巻いて・・・・
暖かそうな飾りを作ってみました。
手首を器用に回し、しっかり巻いては「できたよー」と見せに来てくれました。
「ここからここまで巻いてね」と言ったところに上手に巻いてくるので、
びっくりしつつも、成長を感じます。


年少さんは、ぐるぐる編んで・・・
小さな小さなかごができました。
頭では理解できても、手がうまく動かなかったり、迷子になってしまったりと、
結構難しかったのですが、
本当に皆、長い時間頑張るようになりました!
一本ずつ編めていくのにも、達成感があったようです。


年中、年長さんはクロスウエービングに挑戦です。
規則的に毛糸を巻いていかないと、美しい模様が現れません。
要領と規則性が分かるまでが、大変です。
言われた通りにやってみる、なんでそうなるのかに気づく、感じ取る・・・
という感覚が磨かれるのも、手仕事をやる意味のひとつですね。

皆自分の作品を、嬉しそうに持って帰りましたよ。
おうちで、冬を彩る飾りになったでしょうか。

12月親子クラス2014/12/22

今月は、親子でクリスマスの窓飾りをつくりました。

0歳児クラスの子どもたちは、お母さんがつくる傍らで遊びながら、
お母さんが真剣に作っていることに興味深々でした。

1、2歳児クラスの子どもたちは
星やりんごなどいろいろな形に切ってある色紙の飾りをひとつひとつ選び、
「黄色いお星さまだね。」「オレンジ色もあるよ。」と楽しくお話ししながら
貼っていきました。




歌遊びもたくさんしました。
船こぎの遊びの時には,
大好きなお母さんの膝の上に乗り、お母さんと手を繋いで
歌のリズムに合わせて体を前後に揺らします。
何度も繰り返し遊ぶうちに、大きく大きく揺らせるようになってきました。
お母さんも子どももとても楽しそうでした。

1月から冬コースが始まります。
月齢、年齢に合わせた冬ならではの歌遊びを、たくさんご紹介して
いきたいと思っています。

0歳児、1歳児クラスにはまだ空きがあります。
ご参加お待ちしています。

手しごと広場2014/12/23

12月の「親子で楽しい手しごと広場」が行われました。

皆が集まったら、12月は「クリスマスのライゲン」です。
輪になって、手をつないで歌に合わせて動いたり、リズムをとって大きく動いたり、
座って、ロウソクを灯す歌とともに、指遊びをしたりします。

初めて聴く歌も多いと思うのですが、
教師の動きに合わせて、自然に体が動いてしまうのが可愛らしいです。

月に一度ですが、回数を重ねるうちに、
お子さんたちもすぐに笑顔を見せるようになりました。


今日の手仕事は「キラキラカード」作りです。

普段は、お子さんにはタブーの油性マジックで、塗り放題!
「あかいろー」「あおー」と、お気に入りの色をとっては、楽しそうです。

さて、かきかきしていくと・・・

偶然できた形を見て
「じゃがいも~」「○○ちゃん~」と
点や線を書き加えたり、


色がつくのが楽しくて、ひたすら塗り重ねたり、
お子さんによって様々ですが、
皆夢中になってやっています。

「こんな細かい動きするのはみたことないです」と驚くお母さんもいました。
楽しい体験の中では、新しい発見がたくさんあるんですね。

おかあさんも、可愛い絵を一緒に描いて、キラキラ光る素敵なカードができました!

冬の特別保育12014/12/24

冬の特別保育の3日間が始まりました。

今回の参加者は、以前来てくれた子や定期クラスの子が多く、
初回から顔見知りです。

久しぶりなので、初めははにかんだ様子でしたが、
すぐに一緒に、面白そうなことを見つけて、
少人数のグループが、あちこちで遊んでいました。

自由遊びの傍ら、今日のテーマ「切って貼って工作」を始めます。
色画用紙で、クリスマスツリーを作りました。

一番大変な作業は、ひたすら線通りに、ハサミで切り込みを入れることです。
短すぎると、ツリーがうまく開かないから、この線まで切ってね、と言うと、
真剣に丁寧に切ってくれました。
年長さんの一人が「つかれたー」というので、
「手伝おうか?」と聞くと「いい、やる!」。
頼もしい限りです。

小さな子にはお手伝いしますが、年少さんでも全部自分で切る子もいました。

色紙の飾りをつけて・・・。
これも、子どもによって様々なのが、面白いですね。

上から下まで、まんべんなくバランス良く貼る子、
上の方を貼るのに力を使い果たし、下は「もういいの」という子、
斜めに流れるように貼る子、好きな色ばかり選ぶ子・・・。


同じような素材でも、それぞれ特徴があり、
その子らしさが現れた可愛いツリーが並びました!
明日のクリスマスまで、飾っておきましょうね。


一日の終わりには、「劇ごっこ」のための絵本を読みました。

一日で、すっかり打ち解けた様子の、子どもたちでした。