小学生クラス6月2017/07/06

小学生クラスの6月は、「糸かけ」体験を楽しみました。

まずは、土台となる板をやすりがけします。
磨くとつるつるで手触りがよくなるので、
その感触を確かめながら、夢中で磨いていました。


滑らかになった板に、かなづちで釘を打ち込んでいきます。


釘を支えている手に、かなづちが当たることが怖くて
なかなか打ち込めない子、
釘が斜めになったり曲がってしまって困っている子、
そして、指を何度も打ち付けて痛い思いをしてしまう子もいました。

頭で知ってはいても、
実際に手を動かして体験することは、とても大切なことですね。
釘を指に打ち付けたら痛い、と知識があることと、
実際に痛い思いをすることは、全く違います。
そして、上手に釘打ちができないから、
「どうしたらいいかな?」という思考につながっていきます。


釘の高さが揃っているか、ひっくり返して平行を確認しています。
そんな上級生を見て、真似をして確かめる子もいました。




九九の糸かけを始める前に、ボールを使って九九を体感しました。
1の段は一人ずつ、全員にボールを渡していきます。
2の段は、2.4.6.8.10(0)...番目の子に渡します。
3の段は、3.6.9.12(2).15(5).18(8)...、始点に戻るまで渡し続けました。


数えながら、次は誰?と考えるのに加え、
渡す相手がわかっても
その子と意思疎通がないと、うまくボールを渡すことはできません。
また、相手が受けやすいように投げないと、ボールは相手に渡りません。

最初は、キャッチボールにすらなりませんでしたが、
何度も繰り返すうちに、
ボールが次にどんな動きをするのか、どのように始点にもどるのか、
子どもたちはすぐに法則性を理解し、
渡す方も受ける方も心の準備ができ、ボール渡しを楽しむことができました。


さぁ次は、釘打ちをした九九版に糸をかけてみましょう。
実際に手を動かすと、秩序ある動きと出来上がりに感動しますよ。



九九を習う前の子もこれなら、規則性に親しめます。

色々なパターンを作りながら、数の世界を体感していました。


こびとのおうち http://www.kobito-ouchi.jp

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