幼児クラス～春の息吹 ― 2016/03/08
まだ風は冷たいけれど、
お日様に当たると、ポカポカと暖かく気持ちの良い日が増えてきました。
公園に行く途中の、民家にある桃の花（多分）が咲き始めています。
道端の花壇にもクロッカスが可愛い花を咲かせています。
「お花が咲いてるよ、きれいだねー。」
というと、においをかいだり、触ってみたり、
子ども達は全身で、環境を自分の中に取り込むようです。
公園の中の斜めのブロック塀（塀というほど立ってませんが）。
冒険大好きの年長さんが、「ここあるく！」と歩きます。
あれれ？なんだかスムーズに歩けないぞ・・・？
その子のバランス感覚が見られます。
思ったよりうまくいかないと「もうやめたー」とやめてしまいますが、
「まだまだがんばれ！。」と誘います。
訓練や練習ではないので、一度にたくさんやることはないですが、
いろいろな動きを体験させる事で、体がどんどん思い通りに動くようになっていくのです。
年少さんの頃から来ている公園のブランコも、
立ちこぎで、とても高くこげるようになりました。
しみじみしますね～。
幼児クラス～羊毛シート作り ― 2016/03/09
今日の手仕事は、「羊毛シート作り」です。
白い羊毛を少しづつちぎって並べ、「魔法のお水」をかけて、
叩いたりこすったりして、フェルト化させる作業です。
羊毛のちぎり方、並べ方も、「こうやってしてね・・」と見せると、
たどたどしい手付きながらも、見た通りに再現してくれます。
「ぎゅーぎゅーって押したら、トントン優しくたたいてね。」
とやってみせると、手の向きまで同じように変えてやっています。
みんなでトントンゴシゴシ・・・。
「ここがいたくなってきた・・」と肩を指す子もいました。
そう、大人でも疲れるこの作業、皆どうしてこんなに頑張れるのでしょう？
最初に見本を見せて
「今日はこういう羊さんの毛でできたシートを作ります。
これはいろいろなことに使えるよ・・・。」
と言うと
「私お人形のおふとんにするー！」「わたしもー！」
と、出来上がりを楽しみにできたのです。
「せんせい、まだー？」
「ひっくりかえしていーい？」と、指示を仰いでくれます。
先を急ぐ子、言われたことを黙々とやり続ける子と、性格によって違いますが、
どの子も作る喜び、出来上がる楽しみを味わえるようになったことが、
私たちには、大きな喜びです。
真っ白い柔らかな羊毛シートが出来上がりました。
干してあるのを見て、「これ、わたしのー。」と、みんな大満足です。
次回はカラー羊毛で模様をつけます。
幼児クラス～最後の外遊び ― 2016/03/15
今日で、今年度の火曜日が最後です。
いつものように、いつもの公園に行き、いつものように遊びました。
大好きなシーソー。
シーソー一つで、こんなに遊べるのかと思うほど、
けらけらと楽しそうに笑い合い、次々と乗り方を変えて遊んでいます。
教師の力を借りずに、自分たちだけで乗れるようになり、
降りるときも、乗っているお友達が急に下がらないように
気をつけることもできるようになりました。
「せんせー、いっしょにやろー！」と誘われました。
以前は子ども二人でも、教師を上げることはできなかったのに・・・
後ろに重心をかけることを覚え・・・
二人とも大きく成長し・・・
やったー！先生に勝ったー！！
幼児クラス～羊毛シート仕上げ ― 2016/03/16
今日の手仕事は、
先週作った羊毛シートに、模様をつけます。
指先でくるくると丸を作って、好きなところに置いていきます。
これでいいという量までやったら、ニードルでツンツン刺して、留めていきます。
色とりどりの丸い模様が付けられていきます。
大人なら作為的に、目的を持ってつけるところですが、
子ども達は素直に、「模様をつける」ということをするので、
面白いなーと思います。
偶然できた模様をみて
「ハートみたい♥」とか「おさかなみたい」と、嬉しそうに言う子もいました。
さあ、もういちど「魔法のお水」の力を借りると・・・
綺麗にしっかりくっつきました！
皆出来上がったシートを、うれしそうにお母さんに見せていましたよ。
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詳しくはHPをご覧ください。
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幼児クラス～いろいろな遊び ― 2016/03/17
今まで、赤ちゃん人形では遊ばなかった子が、
女の子達が遊んでいるのを見て、遊ぶようになりました。
赤ちゃんのお世話をしたくなったんだねえ、と成長を感じます。
こちらは女の子達。
「おけしょうやさん、やろう！」「うんやろう！」と
みんなが集まって、メイク室になっています。
「いらっしゃいませー、めのうえは、なにいろがいいですか？」
「くちはなにいろにしますか？」
ちゃんと、お客さんの好みを聞いて対応するあたり、
お店でよく観察しているというか、お姉さんたちから遊びを伝授されてるというか、
微笑ましい会話ですね。
髪をとかして、ドライヤーをかけたり、
成人式の美容院さながらの、賑わいぶりでした。
こちらは、布を持っていた3歳児さん。
広いスペースを見つけ布を広げ、何をするのかなーと見ていたら、
アイロンをかけ始めました。
丁寧にしわを伸ばしています。
おうちでのお母さんのお仕事を、よく見ているのでしょうね。
手つきと真剣な様子からよくわかります。
幼い子どもたちは、生活の中での大人の動きを模倣しながら、世界を知っていきます。
ご飯の支度をすること、お掃除すること、洗濯すること、
その他諸々のことを朝起きてから、夜眠るまで、一番身近な人の動きから吸収して、
生きていくすべを、学んでいます。
子ども達を喜ばせるために、遊びやイベントを特別に用意しなくても、
生活のすべての動きが遊びにつながります。
遊ぶことで、脳と体がつながり、楽しいと感じることで心が育ち、
生きていることを実感できます。
子どもたちを見ていると
落ち着いたリズムのある生活を送ることが、
生きる力の源を育てることにつながるのだと感じます。
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