幼児クラス~金曜日2014/01/10

金曜日はスープ作りの日です。

朝、子ども達はおうちから野菜をひとつ持ってきます。
挨拶をしたら手を洗って、順番に持ってきた野菜を切っていきます。
教師が前についていて、危なそうな子には、手を貸しますが、
だんだん一人で上手に切れるようになっていきます。

包丁は、子ども用ではなく果物ナイフを使っています。
手の切れない包丁より、
扱いに注意しないと危ないものであることを学んで欲しいと思っています。
ふざけると危ないので、大人が真剣に教えれば、
子どもも真剣に取り組むことができます。

野菜を切る、という作業は、目と手と頭をコントロールしなければできません。
経験を重ねることで、上手く使えるようになり、
野菜によっても、切る時の感覚が違うことも体験できます。


味付けは、だし昆布に自然塩、天然醤油のみのシンプルな味付けですが、
子どもの数だけお野菜が入るので、毎週スープの味が変わるのです。

また、1年を通して、春は葉野菜が多くなり、
夏になると、なすやトウモロコシ、トマトにきゅうりを持ってくる子もいたり、
秋は、きのこやいも、かぼちゃなどが増え、
冬は、だいこんやかぶが増えて・・というように季節によって、味が変わる豊かなスープです

「うちでは野菜をあまり食べなくて・・・」と言われるお子さんも、
皆がおいしそうに食べてると、つい自分も・・・となって、
食べてみるとおいしかった・・という経験が重なり、食べる量が増えていきます。


食べることは生きること。
お料理は生きるための基本となるお仕事。
本能からか、子ども達は皆お料理が大好きです。
素材がおいしいお料理に生まれ変わるところを
間近で見たり体験できたら、食の大切さが自然と身に付く気がします。

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