春の特別保育②-32015/04/03

特別保育3日目です。

朝来ると、「今日は遊ぶだけー?」と聞く子供たち。
作るものがないと、うれしいような寂しいような感じで、笑っていました。

なので、たくさん遊びましょう。
誰が高く詰めるかな?
整えられた積み木と違い、高くするには慎重につまなくてはなりません。
きちんとバランスをとったり、
大きさを考えながら積めばいいことに気づくと・・・

「こんなに高くなった!」
「たおれちゃったー!」
と何度も、積みあげていましたよ。

おままごとコーナーでは、せっせとご馳走が作られています。


大きい子達はじゃんけんで陣取りゲームをして、盛り上がっていました。
小学生の子のジャンケンは早くて、新1年生がんばれ!ですね。


女の子たちは、チェーンリングにも夢中です。
長くつないでネックレスに、指に通して指輪に、同じ色だけつないでお手玉に・・と
宝石箱をひっくり返したようです。


お片付けが終わったら
さあ、本日のメインイベント「劇ごっこ」の始まりです。
演目は「ももたろう」。

最初にもう一度、絵本を読んでもらいます。

配役は恒例の立候補制。
やりたい役をやりたい子がやるのです。

皆、自分の役もあるけれど、出番のないときはお客さん役でもあるので
「静かに鑑賞」がお約束です。

はじまりはじまり・・・。
教師のナレーションに合わせて、動きます。

「おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃が・・・」
簡単なセットでも、想像の力が補ってくれます。

「カラスがやってきて「おにがしまのおにが、こめとって・・・」と、なきました。」


「そこで桃太郎は犬をおともに歩いていくと、さるがやってきて・・・」
鬼退治をして、めでたしめでたし。


1回やると、「もっとやる!」のアンコール。

こちらは、2回目。
前とは違う役に挑みます。
流れを覚えて、前より動きがスムーズになったみたいです。

桃太郎が3人だったり、キジが3羽だったりですが、
誰も気にしません。
これが「ごっこ」のいいところ^^。皆が満足ならそれでいいのですから。

小声で教えてあげると、ちゃんと復唱できたりしますし、
この短期間で覚えてしまった子もいました!



初日は緊張した面持ちだった子達も、3日の間に笑顔もおしゃべりも増え、
打ち解けていくのが微笑ましいです。

お互い顔見知りでなくても
「かして」「いれて」「いいよ」
「どうぞ」「ありがとう」「あとで」「ごめんね」などの
大事な言葉を使えば、解決できる・・という経験も出来たと思います。

遊びを通して、遊びのマナーを身につけていくのは
幼児期にすべき大切なことですね。

お母さんと「さようなら」と帰っていく笑顔は、どの子も素敵でした。
3日間ありがとうございました。
また遊びに来てくださいね。


                                                     こびとのおうち http://www.kobito-ouchi.jp/