小学生クラス3月2018/04/06

小学生クラスの3月は、季節の行事体験から始まりました。
愛知県の桃の節句に供える「おこしもの」つくりです。

熱湯を入れるので「あっつい!」と、時々指を冷ましながら
指先でこねています。

さらさらの粉がもちもちの生地になりました。

おこしものの型です。
木型から起こすから、「おこしもの」というそうです。
型に生地を押し付けて、整えてひっくり返すと…。

「おこしもの」になります。
色生地は、かぼちゃとむらさきいも、抹茶で作りました。

型を使わず、自由造形も楽しみました!
ほんのり甘くてとてもおいしかったですよ。

小学生になると、季節の行事から縁遠くなりがちですが、
子どもの心に残る感覚は、季節と深い関わりがあるようです。
米粉の匂い、手触り、蒸し器の湯気、味、食感、
頭で得た知識だけでなく、実際に作ってみると発見もたくさんありますね。

年度末の総まとめは、毛糸を使った製作です。
毛糸を自由に使って、羽ばたく鳥を描きました。

鳥の形に毛糸で縁取り。

毛糸で色を塗るように埋めていきます。
どの子も迷いなく、自分の作りたい鳥をイメージしていました。
どんどん、鳥に羽の色が付けられていき、使いたい毛糸をお友達が使っている時は
「待ってる」ほどでした。


毛糸の優しい手触り、あざやかな色を味わいながら、
すごい集中力で黙々と作り続ける子どもたちでした。


選ぶ色、毛糸、使う場所、ひとつとして同じものはなく、
子どもたちの感性や個性がかがやく素敵な作品ができあがりました。

新年度に向かって、羽ばたいていく子どもたちの姿が重なりますね。

1年間通して体験してきたたパステル画をまとめて子どもたちへ渡します。
最後に描いたパステル画は、桜の木。
今年の桜は早くに咲いて、あっという間に葉桜に向かっていますが、
子どもたちが描いた桜は、ずっと美しく咲き誇っていますよ♪

こびとのおうち http://www.kobito-ouchi.jp

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